今回は「続ける力」について。
いろんなことをまずは「好き」や「やりたい」で始めます。最初のうちは楽しい。どんどん頑張れます。しかし必ずあるスランプ。どれだけ一生懸命やってもうまくならなかったり、思うような事ができなかったり。あるいは、これはよいからずっと続けようと思った習慣、いつのまにか三日坊主や3か月坊主。そこでやめてしまっては本当のおしまいです。確かに「継続は力なり」。でも本当は続けること自体に「力」がいるのです。休んでもいい。少しずつでいい。もう少しだけやってみよう。ちょっと途切れたけどもう一回始めてみよう。そうやって もう少しもう少しと続けてきたものがいろいろあります。
自分の子供時代の習い事で言えば、ピアノと公文。ピアノは高校卒業まで習いました。公文は当時の最終過程まで。どちらもそれで区切りになりました。大人になってからはマリンバとヨガ。いつのまにか10年以上になりました。細々と続けることで「知らない世界」を教えていただいています。


 我が子たちにも好きなことは続けるように教えてきました。子供たちはそれぞれ好きなものが違いましたので続けたものも違います。
長男は水泳。小さなころから水が大好きで水泳男子でした。大学になっても水泳部。社会人になった今も週に3.4回泳いでいるようです。
長女は音楽。ハンディのある彼女はリハビリのためのピアノから始まりました。両手で弾けるようになるまで4.5年、バイエルが終わるまで10年かかりました。でも音楽は好きだったようで小学校から合唱部に入り高校まで続きました。声楽も習いました。今でも音楽を楽しんでいます。わたしのマリンバをちゃんと講評してくれる頼もしいリスナーです。
次女は体を動かすことが大好き。バスケ部、ダンス部、フットサル部と小学校から大学までいつも運動部でした。今はサーフィンにはまっているとのことで、日々は筋トレ月に数回サーフィンを楽しんでいます。


 さて、今回なぜテーマを「続ける力」にしたのか。
それは2024年4月17日で、のびのびこどもクリニック20周年になるからです。
20年続きました! この20年公私ともにいろいろありましたが、みんなで笑ったり泣いたり怒ったりしながら工夫して乗り切ってきました。みなさまありがとうございました。最近は開院当初来ていた子たちが徐々にお父さんやお母さんになって戻ってきています。これは20年前にはわからなかった楽しみです。この先にはどんなことがあるかな?ワクワクしながら続けていこうと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。